同居日記

認知症の姑と同居して2年。先の見えない毎日を愚痴ります。

敬老の日に罰当たりかな?

昨日は敬老の日でしたね。
夕方、食事の準備をしていたら、姑が祝儀袋を持ってやってきた。
「これ、受け取った?」
(あ~例年の町内会からのお祝い金ね。)
「お義母さんが受け取られたと思いますよ。私は今初めて見ました。」
「私だってね、うちにいたら、受け取ってるけど、いなかったんだから。
机の上に誰が置いたのよっ?」
姑は今日もテレビ前のソファを起点に、トイレと冷蔵庫までしか歩きません。
出かけるなんてありえない。
しかも、その犯人捜し意味ありますか?(でも毎年恒例の犯人捜し行事。)
あ、もしかして中身何枚か抜いたと思ってる?(ちなみに金額は知りません。)


ここの町内会に入っているおうちは、ほとんどがお年寄り家庭。
(よって、ほとんどの家庭に配られていると思います。)
若いおうちはあまり入られないようです。


お世話係の方は、毎年会費を集め、回覧版を回し、募金を集め、敬老の
お祝い金(集めた会費から?新札準備して、封筒作って、必ず手渡しで)を各家庭に配ります。もちろん、もっともっと仕事はあるでしょう。
持ち回りのお世話係、結構大変です。
今や、PTA活動でも忙しくて参加を嫌がる保護者の方が多く、みんなが手軽に参加できるよう仕事は極力減らす方向に変わっていっています。
このお祝い金、いろいろな意味があるのはわかります。
でも、町内会に入らないおうちの気持ちはもっとわかります。
もしも災害などがあったとき、町内会の役割の大きさなどよく聞きます。
子供がいて共働きの家庭、片親家庭、独身の方が気軽に入れるよう、そろそろ
変えていく方がいいのでは?と思ってしまいました。


私としては、お世話の方の仕事を増やすことになりますが、
「金封裏に金額書いておいて~!」とお願いしたいっ!


妄想

朝、ブログを書こうとしていたら、階下からお呼びが、
「すーちゃん、いる?ちょっと来て!」
久々のお呼び出し、怖いわ~。


「こんな『クスリ』って書いたメモだけ置いて、薬置いてないんじゃ
どうしようもないわよっ。」
「?」
「あれ?メモ。どこいった?『クスリ』って書いたメモ…」
「…」
「メモ、メモがない…。まぁいいわっ、一回くらい薬飲まなくてもっ!」
「私が置いておいた薬がなくなっているので、ちゃんと飲まれていると思いますよ。」
「だって、薬の入っていた包みがないじゃない!」
(そんなの知らないよ)っと思っていたら、生ごみあさりだした!やめて~!!
「ほら、ないじゃない。」
「プラだと思いますよ。」
私がプラごみあさるの待ってる様子。そんなことしませんよ。
もう上に行っていいのかな。


これがうちの日常。ですが、こんな意味のない?妄想初めてです。
あるはずのないメモがあったと…
今までのは、姑が猫の額ほどの庭にいる隙に、義妹(近所に住んで
いるわけではない)が小銭だけ持ち出したとか、
隣のおじいさんが私の留守中にうちにエロビデオもって来て、姑にせまったとか、
『THE 妄想』だったんですが。
新たなステージ突入か?


姑の名誉?のために言っておくと、隣のおじいさんの話は、私が留守中のこと
なので、妄想ではないかもしれません。
が、隣のおじいさんは、奥様想いのきちんとした方で、私にはそんな方には
思えません。
それに、隣のおじいさんにも、好みとかいろいろあると思う…。








いろんなことが嫌になる

姑に気を使い、引っ越したばかりで友達もなく、姑の話をするとかすかに
嫌な顔をする夫…
毎日買い物に出かけ、駅の近くまで行くと
「このまま実家に帰るか、どこかに行ってしまおう」と頭をよぎるようになりました。
でもでも、「娘が学校から帰り、私がいなくなってたら?」と思うとできませんでした。
でも、いったんうちを出ると戻れないんです。
本屋に行ったり、コーヒー飲んだり、すっごい遠回りして帰ったり。
なんとか毎日娘が戻るまでには、帰りました。


夫も私の愚痴を聞くのも、姑の状態を知るのも嫌だったでしょう。
実の親が認知症である気持ちは、私にはわからないので、辛いのか悲しいのか、
私たちに申し訳ない気持ちなのか、それとも「病気なんだからしょうがないじゃん」と
いたって平気なのか、今もってわかりません。
ただ、私が今日こんなことあった、と話すと
「気にしないでね。」といつも明るく言われました。
泥棒扱いされて、気にしないでいられる人っているんでしょうか?
他の介護者の方は、毎日同じ時間に同じ話をされて、いつも笑顔で返せるんでしょうか?


私はおとなしく耐えてばかりいられる性格ではなく、「はい、はい」と
相手にしなければいいようなことも、「それは私が盗ったって言ってるんですか」
などと口答えもしました。
そして、自己嫌悪。
どんどん性格が悪くなり、眉間の皺がとれなくなり、自分に嫌気がさしました。